五島列島の歴史を垣間見る
幕末の五島の潜伏キリシタンとして知られる集団の歴史は、本土から外海といわれる地域、またはその周辺の、五島列島に移住した少数の入植者の物語から始まる。 文献上、18世紀後半の潜伏キリシタンの五島への移住は、西暦1772年に相当する3月16日の安永五年人別改(青方文書)と呼ばれる文書で初めて正式に言及されている。
私が彼にインタビューした直後、中村満氏(インタビュー 4)は私を島の東海岸まで車で連れて行ってくれた。最初に、ポルトガル人のイエズス会司祭ルイス・デ・アルメイダ (1525~1583 年)が1560年代に五島に上陸した場所として記念碑にされている場所に立ち寄った。 1566年、アルメイダはロレンソ修道士と共にこの地に上陸し、五島伝道を開始した。
フロイスは、島には新鮮な魚、魚油、干物、塩漬けの魚が豊富にあったと書いています(要約:田北耕也)。
しかし、1613年にキリスト教の禁教令が制定されてから、これらの島々のキリシタンの数は、1797年以降に新たな移住者が現れるまで、完全には絶滅しないまでも著しく減少した。
翻訳:大崎五月