発表者募集:前近代日本と法──人文科学からのアプローチ
このたび、ジャパン・パスト & プレゼント(JPP)は、2025年9月26日から27日にかけて、『前近代日本と法──人文科学からのアプローチ』と題したバイリンガル(英語/日本語)シンポジウムをUCLAで開催する運びとなりました。つきましては、このテーマに関する研究発表を募集いたします。
前近代日本における法の研究は従来、法律や法文書の形式や役割を中心に行われて来ました。しかし近年では、法社会史、つまり社会における法秩序形成や習慣、そして、法を利用する人々の、局面に応じての法の読み替え、矛盾との直面、また生活の中での機能を考察する研究が進められています。また「生きた法」としての動態的な姿を考察する研究が進められています。
この社会文化的な研究への方向転換をきっかけに、生活文化におけるの重要性にも注目が集まるようになりました。近年では、法がどのように法廷で披露され、演劇で演じられてきたか、宗教や文学にどう関わってきたか、そして、ジェンダーにまつわる表現や行為にどう組み込まれてきたかといったことへの興味も高まっております。
本シンポジウムでは、前近代日本(主に1600年以前)の法と生活文化、そして法の人文科学的研究の多様な可能性について、研究発表を募集します。これらの問題に、さまざまな観点から切り込む研究発表を募集いたします。
採用された発表者につきましては、柳井イニシアティブがシンポジウム参加費用(旅費・宿泊費)を負担いたします。シンポジウムでは、JPPの前近代共同研究企画のプロジェクト『日本の法律史』を議論する時間も設ける予定です。
2025年7月16日の15時59分までに発表題目と要旨(英語:300~400語, 日本語:〜600字)と職務経歴・業績一覧(2 ページ以内)をpjc@japanpastandpresent.org までご提出ください。シンポジウムでの使用言語は英語と日本語です。発表は原則として対面形式となりますが、オンラインでの発表も可能です。採択結果については2025年7月末にご連絡する予定です。問い合わせ連絡先(英語・日本語いずれも可):pjc@japanpastandpresent.org、admin@japanpastandpresent.org。
締切:
米国太平洋時間2025年7月15日23時59分
日本時間2025年7月16日15時59分
関連記事
現在関連記事はありません。