中世の村──『旅引付』と16世紀の日本
本シンポジウムでは、九条政基(1445年~1516年)が中世後期にしたためた日記『政基公旅引付』(以下、『旅引付』)に関する研究や教材について、世界各地の研究者・教育者にご発表いただきます。『旅引付』は、九条政基が和泉国における庄園の直務支配を1501年から1504年にかけて記録したものであり、農村社会の様相、地域の権力者らとの政治的交流、さらには当時の文化・宗教・社会規範を詳細に描き出しています。本シンポジウム後に公開される『旅引付』デジタル版が、同書への関心を高め、中世日本研究への理解をさらに深める契機となることを期待しています。